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di omo rama
フィギュアと実景を合成したスペクタクルなオモ写
写真作品
ibisPaintX PhotoshopMix LensFX Lightroom

山田泰生
アクションフォギュアなどのオモチャを被写体に、写真作品を制作する「オモ写」という文化がある。
本研究では、被写体と実景写真を合成して制作するオモ写を制作し、合成の自然さや馴染ませの追求をテーマとした。自然に合成するために必要な様々な技術を一つ一つ習得し、見た人に驚きを与える写真作品を作ることに挑戦した。
当初は自分で街を撮影して、名古屋市の観光名所を紹介するなど、シリーズ性を持たせた連作をする予定だった。だが、新型コロナウィルスの影響で、自由に外出して撮影をするのが難しい状況になった。ネットで入手できる写真で、モチーフを特定の場所に限定すると、オモ写として使いやすい構図の写真が見つけにくいと分かった。そこでシリーズ性は断念し、単体の作品として魅力的なオモ写をなるべく多く制作して、その中で技術や評価を高めていく、という目標に絞ることにした。

制作過程
クリエイティブコモンズの写真の中から合成にふさわしい構図の素材を探し、完成形をイメージして被写体に対してどの角度から光が当たるのかを意識してライティングする。合成時に切り取り易いように、被写体全体にピントを合わせて撮影する。写真から被写体を切り取り実景と合成し、エフェクトを加える。
写真内で光を発するエフェクトが被写体と景色にどう影響するかを考慮し、色味を追加する。見せたい被写体より手前にあるものをぼかすと奥行き感が、足元を暗くしてぼかすと臨場感が、それぞれ生まれる。
写真全体の色調や明るさを整えて完成。
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